真夜中のつれづれ

突然の介護、失職、就活……それでも笑って過ごしたい!

包括

地域包括センターとは、「高齢者の暮らしを地域でサポートするための拠点。家族や地域住民の悩みや相談を、さまざまな側面からサポートすることを主な役割としています。」


と、調べると書かれている包括も、この時点では“ホウカツ?”“?”と、漢字すら思い浮かばないくらいの状態での面談だった。
幸いこの面談を、姉も一緒に聞いてくれることに。


「入院費は、後期高齢者ですので治療費44,400円。それと食費は別。寝間着のレンタルをしない場合は、お風呂の時にタオルと石けん等々ご用意いただくことになります。ただし、こちらは病院の請求とは別になります。大丈夫ですか?」


そうだ、入院費って、込み込みの44,400円じゃないんだった。あくまでも治療費だったんだ……。
ここまで一気に言われ、内心“無理だよー!家のローンですらいっぱいいっぱいなのに!治療費はなんとかなるにしても、月に十万なんて無理無理無理!”と思いつつも、“大丈夫です!”と言ってあげられない自分が情けないやら恥ずかしいやら悲しいやらで言葉が出ない。


「……………」
この時の私、きっともの凄く情けない顔をしてたんだろうなあ。


「退院後のことも含めて、ケアマネジャーを決めてください。詳しいことは市役所に問い合わせてください。失礼します。」
そこまで言って席を立った包括の人とは、この後、二度と会うことはなかったけれど。


あまりの情けなさに席を立てずにいた私に、
「姉弟三人居るんだから、三等分にしよう!」って言ってくれた姉の言葉にほっとして、ちょっぴり泣きました。


泣きましたが、「泣くのはまだまだ早いんだぞ~。大変なのはこれからだぞ~!」と、この時の自分に突っ込みを入れたい今の自分がいます(笑)

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