真夜中のつれづれ

突然の介護、失職、就活……それでも笑って過ごしたい!

“まさか”の坂の始まり

診察室に通され、
「見てわかるように脳梗塞です。このまま入院してください。今は顔だけですけど、だんだん麻痺が出てくると思います。年齢が年齢なので、入院して環境が変わったりすると痴呆が出てくる場合もありますので、一応心にとめておいてください。
しばらくは薬の治療になりますが、徐々にリハビリをして、その後で家に帰るか施設に行くか転院するかを決めてください。」
ここまで一気に言われ、内心「えっ、えー!?」と思いつつも、力なく「はー……」と返すのが精一杯。


既に病室で点滴治療を始めている母の元へ。
「ごめんね~」と言う母の声も明るく、これなら案外早く退院できるんじゃないかと思った自分の甘さに、この後激しく気づかされることになる……

それは突然やってきた

四月初旬、いつも通りの日曜日の朝。
何気なく見た母の顔に違和感。
「ん?」「んん??」「んんん!!!」
「ちょ、ちょっと!顔が変になってる!」
“変”という言葉に反応し、怒り気味の母を無視し病院へ電話。
「どうしました?」
「母の顔が変なんです!」
「……?」
「ゆ、歪んでるんです!」
そう、歪んでるのだ。
それまで緩かった対応の病院の受付も、その一言で「すぐ来てください!」と。
救急車は絶対に嫌!と言い張る母を車に乗せ病院へ。
CT、MRI検査の間に姉に電話。
“ちょっと処置してもらったら帰れるよね~”くらいに思ってた。まだこの時は……