真夜中のつれづれ

突然の介護、失職、就活……それでも笑って過ごしたい!

永遠に続くのか……その後

 母は十数年前、胆嚢切除の手術を違う病院で受けていた。
 その病院は脳外科が無かったため、今回の脳梗塞の症状が出た時は救急指定の病院で治療を受けた。
 お互いの病院で処方された薬に関しては関与しないらしく、両方の病院で処方された薬の数は十二種類を朝食と夕食後に。“多いなあ” と思いつつもどうもできない。
 更に退院してからの母は、一時間おきにトイレに起きるだけでなく、頭が痛いからとひたすら薬を飲みたがっていた。
 休日は朝から“頭痛いんだって!” “薬のむ!” “病院!”と訴えられ、何度休日診療で病院に行駆け込んだことか……。
 平日は寝れないし、休日も全く休めず。この頃の心の休める時間帯は会社に居る間だけだったような気がする。
 そんな母も、福祉用具を使って自分で座れるようになった。
 少ししてデイサービスも始まり、集中リハビリのおかけで杖を使ってゆっくりではあるが歩けるようにもなった。
 最初は行かないと渋っていた母も、少しずつ動けるようになった事が自信になったのか、心待ちにするようになった。
 そして嬉しいことに、デイサービスに通うようになってから一時間おきのトイレタイムから二時間おきのトイレタイムになった。
 二時間おきの間に一時間は寝れる!なんと嬉しい!
 そう思った。最初の頃は……。でも、所詮一時間ずつの睡眠では無理があるのだ。
 寝れないのは辛い……初めて本気でそう思っていた。

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